きままなたわごと


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kazeken

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風がことのほか大好きな風来坊です。
普段は多忙の為
なかなか旅さえも出来ないけれど
心は気ままな風のようでありたい
泡盛と音楽を愛する風来坊です。



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2012.12.31  ロマンスカーに乗って <<07:21


頬がやたら火照った。
火照った…というより
あたたかな何かが頬に当ってるってかんじだ。
「あ……」
目が覚めた。

ロマンスカーは
ちょうど多摩川の真上を走ってて
午前8:15分の太陽はけっこう高くなりかけてた。

遥か太平洋へと流れているであろう多摩川の流れは
やはり悠久の大河のように雄大で
なめらかに優しくとうとうと流るる。

太陽の光が
その川面で反射してキラキラまぶしい。
その反射した光が僕の頬にあたっていたのだ。

後ろから
とても良い香りがしてる。
香水のようなコロンのような
嫌みのいない良い香りだ。

香りの主は女性だろうと思ってた。
しかし
ギャビン・アテンダントのお嬢さんが僕の横を過ぎた時
「コーヒーを下さい」と告げたので
僕は酷くがっかりした。
中年の男の声だった。

そういえば
楓ちゃんはいいかおりの香水をつけてた。
元来僕は
強めの香水やらお香は苦手だが
彼女の香りは…好きだ。
年齢にも合ったようなあま〜い桃のような香りをつけていた。

そういえば
今朝のことだ。
会社をでてメルサの信号で摑まった時
よこにひと組のカップルが並んだ。

明らかに朝帰りの
不倫なんですモード出しまくりのカップルで
僕くらいの中年と二十歳くらいの男女が僕など眼中になく
互いに腰に手を絡め合い
首筋にキッスなんぞしてた……やれやれ

ミニにニーハイブーツの彼女から香っているのだが
なんともいいがたい
いや
僕には堪え難い香りだった。
こんな香水もあるのだろうか?
間違いなく体臭ではなく香水なのだが
室内ではなくやや離れた僕にまでにおってくるのだから
相当強い香水だ。
これがシャネルの5番とか言うなら
シャネルのビルにバスーカでも放ちたい気持ちになった。

信号が青に変わる寸前に僕は歩き出した。
背中でじゃれ合う声が小さくなった時
ふいに大王の横道から
女性が飛び出すように僕の視界に入ってきた。

上半身は毛皮で覆われてるのに
下は恐ろしいマイクロミニで
見えそうで見えない危ないモードだった。
彼女の脚は恐ろしく長く
それにピンヒールは10cmはあるだろうか?
二の脚の黒いストッキングは蛇の目の柄のエロい感じだった。

けれどもその歩きは軽快で
まっすぐに前に進んで
やがて左の横道に消えた
軽快なヒールの音だけが響いて消えた。

彼女の消えた後にはやはり香水が香ってた
とてもいいかおりだった。
そうそう
まさに僕の後ろの席でコーヒーを頼んだ乗客と
同じかおりだった。


ロマンスカーは多摩川を渡り終えて
登戸の駅を通過した。

ふと右手に文庫本が投げてあるのに気づいた。
そうだ!
新宿をでてすぐ読み始めたのだが
恐ろしいほどのけだるさと睡魔で代々木のモスク前で
爆睡してしまったのだ。

本を手に取って読もうとしたが
ペラペラとめくって止めてしまった。
もう少し…もう少しだけ眠ろう。
そして僕は再びねむりについた。
2012.12.29sat

No.626 / 風の戯言 / Comment*0 / TB*0 // PageTop▲

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